会社に広報担当者がいない場合、何から始める?
「広報を始めた方がいいとは思っているけれど、何から手をつければいいかわからない」
中小企業の経営者の方から、そんなご相談をいただくことがあります。
広報というと、Instagramを始めたり、プレスリリースを書いたりすることを
思い浮かべるかもしれません。
でも、広報の第一歩は「発信すること」ではありません。
まず考えてほしいのは、
「今、会社が抱えている課題は何か?」
ということ。
広報は、会社の課題を解決するための手段です。
- 売上なのか。
- 認知度なのか。
- 採用なのか。
- 社員の定着なのか。
課題によって、取り組むべき広報は変わります。
今回は、広報担当者がいない中小企業が何から広報を始めればいいのか、
4つの課題に分けてご紹介します。

1.営業だけで仕事を獲得している → 製品・サービス広報
これまで営業担当者の人脈や紹介だけで仕事を獲得してきた会社は、
まずインターネット上に会社や製品・サービスの情報を増やすことから
始めてみましょう。
どれだけ良い製品を作っていても、情報がなければ、
それを必要としている人から見つけてもらうことができません。
会社のWebサイト、ブログ、SNS、事例紹介、ニュースリリースなど、
発信方法はたくさんあります。
特にこれからは、人だけではなく検索エンジンやAIにも
「この会社は何をしている会社なのか」を理解してもらえる情報発信が
重要になっていくと考えています。
営業担当者が説明しなくても、
- 「こんな会社があります」
- 「こんな製品があります」
- 「こんな課題を解決できます」
という情報がインターネット上に存在している。
そんな状態をつくることも、広報の役割です。
2.会社や商品が知られていない → メディアPR
「良いものを作っているのに、そもそも会社が知られていない」
そんな会社には、メディアPRも有効な方法のひとつです。
テレビ、新聞、Webメディア、業界メディアなど、
すでに多くの人が見ている場所で会社や商品を紹介してもらうことで、
自社だけで情報を発信するよりも、一気に認知が広がる可能性があります。
そのためには、
「うちの商品を紹介してください」
とお願いするだけではなく、
「なぜ今、この情報を社会に伝える意味があるのか?」
というニュースの切り口を考えることが大切です。
新商品だけがニュースになるわけではありません。
会社の取り組み、技術、地域との連携、事業承継、採用、働き方など、
会社の中を探してみると、意外なところにニュースの種が
眠っていることがあります。
3.社員が辞めてしまう → 社内広報
「人が辞めていく。このままでは仕事が回らない」
そんな課題を抱えているなら、外向けの発信だけではなく、
社内広報にも目を向けてみてください。
大がかりな制度を作らなくても、
- 社員同士がお互いの仕事を知る。
- 頑張っている人を認める。
- 経営者の考えていることを伝える。
- 会社が目指している未来を共有する。
それだけでも、会社の中のコミュニケーションは変わります。
「自分は何のためにこの仕事をしているんだろう?」
そこが見えないまま働くのと、
「自分の仕事が、会社のこの未来につながっている」
と理解して働くのとでは、仕事に対する意識も変わってきます。
社内報、社内ミーティング、1on1、パーパスの共有なども、
立派な社内広報です。
4.もっと人を採用したい → 採用広報
売上を伸ばすために人を増やしたい。でも応募が来ない。
そんな会社には採用広報が必要です。
まず考えたいのは、
「私たちは、どんな人と一緒に働きたいのか?」
ということ。
そして、求職者が知りたい情報をきちんと外へ出していきます。
仕事内容、働いている人、会社の雰囲気、経営者の考え、
会社が目指している未来、どんな人が活躍しているのか。
何も発信していなければ、求職者から見た会社は
「よくわからない会社」のままです。
求人票を出すことだけが採用活動ではありません。
応募する前から会社を知ってもらい、
「ここで働いてみたい」と思ってもらうことも採用活動の一部です。
中小企業の広報は、何から始めるのがいい?
広報には、大きく分けると、
- 製品・サービス広報
- コーポレート広報
- 採用広報
- 社内広報
などがあります。
すべてを一度に始める必要はありません。
大切なのは、
「今、会社が一番解決したい課題は何か?」
から考えることです。
たとえば売上や認知に課題があるなら、
まずは外の人に会社を知ってもらうための情報発信やメディアPRから。
採用に困っているなら採用広報。
社員の定着や社内コミュニケーションに課題があるなら社内広報。
会社の課題が変われば、必要な広報も変わります。
だから「Instagramを始めなきゃ」「プレスリリースを書かなきゃ」と
手段から考えるのではなく、
課題 → 誰に伝えるか → 何を伝えるか → どう伝えるか
の順番で考えてみてください。
広報担当者がいなくても、広報は始められます
「広報担当者を一人採用してから始めよう」
そう考える必要もありません。
最初は経営者や既存の社員が兼任してもいいですし、
外部の広報担当者と一緒に仕組みをつくり、
少しずつ社内でできることを増やしていく方法もあります。
WAKU WAKU PLAN株式会社では、
まだ広報部署がない企業様の広報立ち上げから、
メディアPR、情報発信、採用広報、社内広報、
広報の内製化まで伴走しています。
「うちの場合は、何から広報を始めればいい?」
そんな段階からでも大丈夫です。
まずは会社の中にある課題と、
まだ世の中に知られていない魅力を、
一緒に見つけるところから始めてみませんか?


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